約 45,018 件
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/19051.html
邂逅する懐古(ジェネレーション・ギャップ) グラディアン・G3 P 火文明 (9) クリーチャー:アーマード・ドラゴン/アウトレイ爺 12000 ■スピードアタッカー ■すべてのプレイヤーは、攻撃中の自身のクリーチャーを手札に戻すことはできない。 ■すべてのプレイヤーは、攻撃中の自身のクリーチャーに進化クリーチャーを重ねることはできない。 ■T・ブレイカー 作者:ザ=ガーン フレーバーテキスト ワシらが若かった頃は、「侵略」も「革命チェンジ」もなかったからのう---邂逅する懐古 グラディアン・G3 評価 ランドヘッド(ボルバルメタ)と焼却(サファイア)メタもほしかった。 -- Orfevre (2016-12-16 12 18 40) コメントありがとうございます!まあ、所詮はおじいちゃんですからね……。そういったメタ能力も確かにおもしろいですね。別のカードを作る時の参考にさせていただきます。 -- ザ=ガーン (2016-12-16 14 28 30) クリーチャーの攻撃中にクリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない、では少々強いか -- 名無しさん (2016-12-16 17 34 02) 名前 コメント 古参プレイヤーの気持ちを代弁する1枚です。 それ以上でも以下でもないですね。
https://w.atwiki.jp/dm-original/pages/1175.html
邂逅の龍騎士スタープラチナ SR 光/火/自然 (7) 12500 クリーチャー:レジェンド・ドラゴン ■マナゾーンに置くとき、このカードはタップして置く。 ■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の他のクリーチャーをすべて破壊してもよい。そうした場合、このクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。 ■このクリーチャーが攻撃するとき、相手のシールドをすべてブレイクする。その後、このクリーチャーをアンタップする。 ■T・ブレイカー フレーバーテキスト 平和の代償は重い。英雄の死だ。 収録 巡界編第5弾 逆流世界(バック・トゥ・ザ・ギャラクシー) 作者 天照 評価・意見 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kannjyoubousou/pages/29.html
「……これ、ヤバくない……?」 セラス・ヴィクトリアが目を覚ました時、其処は既に殺し合いの会場とやらなっていた。 暗闇のなか呆然と立ち尽くすセラスの額には、止めどない程の冷や汗が浮かんでいる。 焦燥に表情は引き攣り、緊張に身体は小さく揺れる。 落ち着きなくウロウロ同じところを行ったり来たりしては、頭をかきむしりながら空を見上げた。 殺し合いという状況に危機感を覚えているのか? 「いや、ヤバい、ヤバい、ふつーにヤバいよ! シャレになんないいいいい!」 ―――いや、違う。 彼女はこう見えて吸血鬼が始祖たる男が直属の従者。通常の人間どころか、吸血鬼でさえ彼女を越える力を有する者は少ないだろう。 人一人が爆散するところを見たり、殺し合いを強制されるくらいでは、彼女の鍛え上げられた精神はびくともしない。 ならば、彼女はなにに怯え、震えているのか? 答えは簡単である。 「―――マスターに、殺されるううううううう!!」 彼女が恐れるのは、ただ一人。 己の上司にしてマスター、最強無敵の吸血鬼たる男。 最近、己の中の300万程の命を刈り取るという吸血鬼的にも理解不能なウルトラCをこなして、帰還を果たした吸血鬼の始祖・アーカードである。 敵の策略を何ら察知することもできずに、まんまと拉致されてしまった失態。 加えて拉致の首謀者らしき人物を前にしても動くことができなかった体たらく。 動きが封じられてたから、何て言い訳なんて通用する筈がない。 こんな姿をマスターに見られでもしたら、失望の溜め息と共に説教一時間コースの開幕だ。 いや、説教の始まりには 純銀製・マケドニウム加工弾殻で固められた法儀式済みの水銀弾頭が飛んでくることすらあり得る。 そして、物言わぬ屍と化した自分に対してくどくどと説教を垂れ流すのだ。もはや死んでるとも気付かずに。 「いーーーーーーやーーーーーーだーーーーーーーー!!! まだ死にたくないいいいいいいいいいいいい!!」 頭をぶんぶんと振りながら、思い描いてしまった最悪の未来に絶望するセラス。 だが、考えれば考える程に、そんな未来が待っているような気がしてしまう。 マスターの留守にしていた数十年により積み重ねられた自信。 実質的な唯一戦力としてヘルシングを支えてきた自信というものがバキバキにへし折れていく音が聞こえる。 (難儀だねえ、セラスよお) 遂には血の涙すら流して崩れ落ちるセラスの脳裏で、声が響く。 セラスが初体験が相手……といっても少女のように甘酸っぱい意味合いではなく、吸血鬼的な血みどろな意味での初体験の相手。 言ってしまえば、初めて取り込んだ人。初めて吸わせてもらった人。セラスを本当の意味での吸血鬼とした人間である。 彼の血を、命を吸ったセラスは、それから文字通り一心同体となった。 ピップ・ベルナドット。端金で殺し殺されたをする傭兵団が隊長だった男である。 (なに他人事装ってるんですか、ベルナドットさん。あなたにだって関係大ありですからね……) (はあ? なんでだよ、俺が怒られる訳じゃねーだろ。俺はあくまでお前の魂の一つだ。俺をどう使うもお前次第=俺に責任はねえ。だろ?) (分かってませんね。私がやらかす=マスター怒る=私死ぬ=命が減る=ベルナドットさんの魂が犠牲に、という訳ですよ) (た、確かに……おいおいおい、やべえぞ、セラス! どうすんだ、汚名挽回しねえと。マジに殺されるぞ―――俺が!!) (私の心配もしてください! てか、本当にどうしましょう、どうしましょうううう、ベルナドットさんんんん!) わたわたと慌てふためくセラス(とベルナドット)。 さて、彼等は気付いているだろうか? 彼等の命を狙う者は、何も彼等の主だけではないということを。 殺し合いは既に始まっているし、この場には吸血鬼ですら殺し尽せるだけの人物もいるのだ。 そして、そんな存在は思いの外近くにいるのだということを。 少なくとも現時点では、彼らが気付く事はない。 それから数分後の出来事だ。 この場にて二発の銃声が響き渡る事となる。 果たして、銃声と共にはじき出される二発の弾丸は吸血鬼を殺す『杭』となるのか。 今はまだ、分からない。 ◇ 目が覚めた時、そこは地獄であった。 圧倒的強者による搾取の場所。抗う方法は見当たらず、己の心臓は相手に握られている。 こんな状況なのだ。己がなにを成すべきなのかは馬鹿にも理解できるだろう。 反逆などもってのほか。現実的に思考を回し、あらゆる要素を天秤に掛けて、己の利を探せ。 自分にはやるべきことが、やらねばならぬことがある。 故郷。 あのままでは野垂れ死んでいた自分を匿い、育て、愛してくれた施設。 守らねばならない。どんな手段を使ってでも、相手が誰であろうと。 止まっている暇などない。動き出した歯車は決して止まってはくれない。 いち早く、迅速に決断し、実行せねばいけない。 己が身体を一丁の武器と考えろ。感傷も、感情も、必要ない。 鏖をなすための武器として、最適でもって行動していけ。 そう、やらねばならないのだ。 他の選択肢を選んでいる暇は―――ない。 (標的は一人、か……相手は女。まだ嬢ちゃんやけど、エエ身体しとるで) 無性に煙草を吸いたくなるが、それを我慢して男はそこに立っていた。 木々の影、まるで影と一体化してしまったかのような自然さで隠れる男。ただ異質なのは、彼が背負う巨大な十字架。 まるで神の子が背負って歩かされたもののような人間大の巨大な十字架である。 男の名はニコラス・D・ウルフウッドといった。 表向きは、巨大な十字架を背負って荒廃の世を歩き渡る牧師。 裏側は、とある砂の惑星にて活動を続ける殺し屋集団が排出した究極が殺し屋が一人である。 彼は冷徹な瞳で、標的を見詰めていた。 暗闇のど真ん中でブツブツと何かを呟きながら、右往左往する女性。 まるで隙だらけに見えるその背中を、殆ど息すら止めてウルフウッドは観察する。 そう、それは観察だ。 肉食獣が獲物の仔牛を見定めるようなものと同じだ。 千載一遇の好機を見逃さんと、意識の全てを相手の一挙手一投足に傾けている。 (ここから狙撃することもできる。けど、確実ではないな。狙うなら近距離。いつも通りに祈りながら心臓と頭に2発ずつ) 感情すら消え失せてしまったかのような瞳だ。 無機質な機械のような目でウルフウッドは女性を見詰めるる。 その右手は懐の拳銃に添えられており、いつでも抜けるように待機されていた。 (あれだけ無防備なら接近は容易い。後ろとって引き金引けば終わりや。せやけど、) ウルフウッドは九割がた確信していた。 あの女は殺せると。 どの一つ一つの動作を見れば分かる。女性は自分に気が付いていないし、気が付く様子もない。 任務としてはイージーもいいとこ。まさに朝飯前に片付けられる内容だ。 (―――何や、この感じは) その筈だ。 その筈なのに、ウルフウッドの足が進むことはない。 彼の第六感が何かを告げていた。 違和感といっても良いだろう。嫌な予感が拭えないのだ。 (振る舞いは馬鹿丸出し。ただ気になる。……特に、あの左腕) 視線が捉えるは女性の左腕。 闇にまぎれて見え辛いが、黒色の長手袋に包まれているのが分かる。 何故左腕だけに手袋を付けているのかは不明だが、どうにもその左腕がウルフウッドには引っかかって思えた。 ウルフウッドの知る者の中には、人の理から外れた存在がいる。 例えばヴァッシュ・ザ・スタンピード、例えばミリオンズ・ナイブズ。 彼等は奇怪な腕(アーム)を操り、己が力を振るう。 ヴァッシュは右腕を砲塔へと変化させ月を穿ち、ナイブズは左腕を刀剣へと変化させ万物を切り裂くという。 (……んな、アホな。あんなんがホイホイといてたまるかい。アイツ等は例外中の例外や) プラントの自立種。 数千のプラントを有する砂の惑星ですら、たった二人しか存在しない稀有中の稀有。 彼等と同等の存在がいないとは言わないが、眼前の能天気な女がそうかと言われれば首を横に振る。 (それにアイツやって決して不死やない。心臓や頭、撃ち抜けば死ぬ。それに時間は限られてるんや。早い内に終わらせんと、皆死んでまう―――) 思考に伴い浮かび上がる故郷の情景。 己の行動指針の回帰は、慎重すぎる思考からの脱出をもたらす。 フ、と緩やかに息を吸い、一歩を踏み出すウルフウッド。勿論、その背中には十字架を背負ったままに。 頭を抱えて蹲る女性の背中が少し、近付く。 距離にしてたった十メートルほどの空間。 まるで彼の周囲だけ真空になってしまったかのように、足音も衣擦れすら立てずにウルフウッドは進んでいく。 そして、入った。 一メートル。 目一杯手を伸ばせば手も届く距離。 到達と同時に拳銃が抜かれ、撃鉄が起こされる。 女性がウルフウッドの存在に気付く様子は―――ない。 必殺の間合いにて、無音のチェックメイトを突き付ける。 ここまで来れば、拳銃を扱ったことのない素人であろうと致命傷を与えることができる。 ましてやウルフウッドが弾丸を外す事など有り得ない。 だが、そこで―――彼は動きを止めた。 動かし方を忘れてしまったかのように、引き金に掛かる人差し指が静止していた。 表情は苦く歪み、苛立ちと焦りと憤りとがないませになったような複雑なものとなる。 無防備な背中を前に、ウルフウッドは引き金を引くことができなかった。 思い出してしまったからだ。 砂の惑星を共に旅した盟友の姿。あらゆる状況においても不殺を貫き、あらゆる傷と業を背負い込んだ男。 あの男もこの場にいる。 この絶望的な状況でも、あんな青色発光マンという脅威を見ても尚、あいつは今まで通りの信念を貫くのだろう。 それが如何に阿呆で馬鹿で世間知らずな世迷言なのか、ウルフウッドは痛感している。 人間の醜い面を嫌という程に見てきた彼には分かる。 世界は非情であるし、人間は残酷なものだ。 だが、ウルフウッドはまた知っている。 世界が非情さを、人間の残酷さを、ヴァッシュ・ザ・スウタンピードは自分以上に知っていて、理解しているのだと。 その上で貫き通すが彼の生き方なのだ。 引き金が、止まる。 脳裏に浮かぶ男の姿に、男の生き様に、人差し指は動き方を忘れる。 (じゃかしいんじゃ、アホんだら! こんな時まで邪魔するんやない―――!) 侮蔑を吐くも、結末は変わらない。 撃てなかった。 必殺の間合いの中で、ウルフウッドは初めて拳銃を撃つ者のように立ちすくんでしまった。 そして、彼は気付く。 既にそこは己が必殺の間合いなどではなく、肉食獣の口腔内へと移り変わっていることに。 「な―――、」 全身の産毛が総毛立つのを感じた。 瞳だけを動かして周囲を見ると、そこはそれまで身を置いていた暗闇とはまるで変っていた。 ぞるりと、闇が動いている。まるで億千の蟲が跋扈するかのように、闇が蠢く。 闇の源を追う視線はやがてある人物のところで止まる。 無防備な背中を見せ続ける女。その左腕。 闇はそこから這い出ていた。 今度ばかりは引き金を引かずにはいられなかった。 女にではない。周囲の闇に、だ。 強大な炸裂音が二発、闇に向かって放たれる。 同時に闇が本格的な動作を始め、全周囲から殺到を始める。 ウルフウッドが放った二発の弾丸など足止めにすらなりやしない。 切り札にしては最強の兵器を起動させる間もなかった。 闇が、ウルフウッドを包み込んだ。 ◇ 「か弱いレディの後ろに拳銃もって立たないでもらえませんかネー。暴漢だと勘違いしてしまうじゃないですカー」 そして、数秒後。 セラス・ヴィクトリアは己の左腕から産み出した漆黒によりニコラス・D・ウルフウッドの捕縛に成功していた。 闇によりグルグル巻きに拘束される中、その顔だけが覗いている。 まるで真っ黒な寝袋でも被っているかのようである。 「……誰がか弱いレディや。人間やめました的な技、使いおってからに」 ウルフウッドは観念した様子で口を開く。 表情には諦念の色が浮かんでいる。彼の身体能力でもってすら拘束から逃れることはできない。 既に手詰まり、どうにでもしろといった風だ。 「いやいや、あなたも充分人間やめちゃってる感ありますよー」 「それは嫌味か? まぁええ。煮るなり焼くなり好きにせい」 そもそもが、あれだけの決意でもってなさうとした暗殺を、何処ぞのバカに感化されて失敗した時点で結果は見えている。 自分がこの殺し合いで優勝する事は有り得ない。 相手が殺意をもって襲い掛かってくる害敵ならまだしも、恐怖に震える一般人を後ろから撃ち抜くことなど出来ないだろう。 ここまで影響されていたとは思わなんだ。何とも焼きが回ったものだ。 もはやお手上げである。丸くなった自分を恨むしかない。 この漆黒の拘束が何なのかは皆目見当はつかないが、己の命を刈り取るだけの力を有していることは分かる。 パニッシャーも闇の中でお寝んね中、最強の兵器も引き金を引けなければ鉄塊でしかない。 口先しか動かせない現状では、反撃の糸口すらありはしない。 自分の死が、精々あのお人好しを突き動かし、生還させてくれれば御の字だろう。 「じゃ、放しますねー」 ―――だが、セラスのとった行動はウルフウッドが予想していたものとはまるで違っていた。 パ、と宙ぶらりんの身体を包む圧力が外れ、重力に引かれて落下を始める。 思わぬ事に、反応もできずに尻から盛大に着地してしまう。鈍痛が臀部から腰に渡って響く。 「ああ、放すって言ったじゃないですか!」 いやいやいや、とウルフウッドは思う。 おかしいだろ、と。 結果的には撃たなかったとはいえ、こっちは銃口を向けたのだぞ、と。 そんな男を何故殺さないのか、と。 「って、何ですかその巨大十字架!? まさかあなたヴァ、ヴァンパイアハンター的な職業でいらっしゃる……?」 呆然のウルフウッドの前でセラスは一人楽しげに驚いたり、怯えたりをしている。 その姿にウルフウッドの肩から力が抜けた。 深く考えていたのが馬鹿みたいだ。 自分は自分で好きにやらせてもらおう。 「嬢ちゃん、名前は?」 「へ? わ、私はセラス・ヴィクトリアですけど」 「ワイはウルフウッドや。ニコラス・D・ウルフウッド」 「は、はあ」 「化け物の嬢ちゃん。借りは返すで。万倍にしてな」 「へ、へ!? そ、それは一体どういう意味でしょーか!?」 「そのまんまの意味や」 それきり歩き始めてしまうウルフウッドに、その背中と十字架を交互に見比べて、少し考えた後に後を付いていくセラス。 彼女もまた思考……というより対話していた。己が内のベルナドットと。 (……お前、あいつが後ろに迫ってたの気付けた?) (いえ、全然) (……あいつ人間か?) (さあ) (いやいや、フツーの人間が嬢ちゃんの背後を易々ととれる訳ねーだろ! お前あれだろ! 1キロ先の落ちた針の音聞き分けれる風な超感覚あんだろう!?) (本当に聞こえなかったし、本当に気配も感じれなかったですしねえ。アンデルセン神父みたいな人間(仮)みたいな人なのかもしれません) (うっわー。化け物だらけだよ、これー。旦那に、嬢ちゃんに、極め付けはこの十字架男だ。俺、参加させられなくて良かったわー。こんなのがゴロゴロいるんだろうなー、ここ) (や、やめてくださいよ。気が重くなります) 立ちこめる暗雲に、セラス(とベルナドット)は思わず溜め息を吐いていた。 マスターのマスターであるヘルシング卿がいない現状、マスターがどう行動するかも予測できない。 頭痛の種は山のようにあった。 (そういやよ。本当に良かったのかよ、逃しちゃって) (んー、どうでしょうねえ) (んな、呑気な。悠長してっと今度こそ寝首をかかれるかもしれないぜ?) (大丈夫だと思いますよ。あの人、結局撃たなかったじゃないですか) (そりゃあそーかもしんねーけどさ) (下手うっても私が撃たれるくらいでしょう? 私、頑丈ですしそんなの平気ですよ。それに―――) ベルナドットの問いに、セラスは微笑みをつくった。 少し寂しげな笑みだ。ベルナドットもそう多くは見た事のない類の表情であった (―――死んじゃうなんて、もったいないじゃないですか。せっかく生きてるのに) それは人間の理から外れた存在だからこその重みがあった。 (……お前は良い女だよ、セラス) そうして思うのだ。この女を殺したくはない、と彼自身の心でもって。 少し時間をおいて、ベルナドットも本心からの褒め言葉を送った。 【E-1/森林/一日目・深夜】 【セラス・ヴィクトリア@ヘルシング】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考・状況] 基本行動方針:殺し合いはしたくない。アーカードと合流 【ニコラス・D・ウルフウッド@トライガン・マキシマム】 [状態]:健康 [装備]:ウルフウッドの拳銃@トライガン・マキシマム、パニッシャー@トライガン・マキシマム [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考・状況] 基本行動方針:生還する。 1:セラスに借りを返す 2:トンガリと合流
https://w.atwiki.jp/sinnisioisinrowa/pages/98.html
殺人鬼の邂逅 ◆xzYb/YHTdI 「どこ行ったんだろうな。さっきの子」 「さあ。確かこっち方面には来てたけど」 「ならそろそろ見つかってもいい頃だろうがっ!!」 「僕に言わないでくれよ」 理不尽な物言いにたじたじ…というよりは殺したい気持ちを必死に抑えている僕 宗像形とその理不尽な申し立てをしている女の子は阿良々木火憐さん。 自称正義の味方らしい。ちなみにファイアーシスターズの実戦担当をやってるらしい。 それで僕たちは今地図上でいえばE‐7のあたりにいると思う。 そこでさっきの白髪の女の子を探している。だけど中々見つけられずにいた。 「う~ん。この辺にはいねえのかな?」 「そうみたいだね。じゃあ次に…」 僕たちは次の場所に向かおうとすると。 「ちょっと待つっちゃ」 「あ?なんだお前」 ある男の声によって、引きとめられた。 僕たちを引きとめたのは、麦わら帽子にスリーブレスの白シャツによれよれのズボン、 比較的線が細く華奢な男、そしてすこし赤く染まった釘バットのようなもの。 なんていうんだろう。何だろうこの感じ。 この男は危険で、危難で、物騒な感じで、そして、とても僕と似ている。 それは、どう考えても、良い事ではない。悪い事づくしだ。 「俺は零崎軋識だっちゃ」 男はそう名乗った。 「それであんたらに聞きたいことがあるっちゃ」 「ほう。何だ」 代表して僕が答えた。ちなみに火憐さんはというと既に臨戦態勢をとっていた。 …この男が危険なのを察したのだろうけど、人をみかけで判断するな。といい 僕に手をあげたばかりだろう。横暴だ。 まあ、この場合は正しい行動といえなくもないからいいけど。 僕はというとまだ大丈夫だ。さすがに犬死は勘弁だ。 「この辺でレン、なんか背が高くて背広着て、メガネ掛けた男か、 もしくはトキ、かなり黒の長髪にタキシードの奴だっちゃ そんな感じの奴見なかったっちゃ」 「生憎ですが、知りませんね。他をあたってくれますか?」 「そうか。ならそうするっっちゃ」 そういうがいなや零崎さんは釘バットを振りかざした。 が。あらかじめある程度は予想できていたので、僕は間一髪避けれた。そして 「ここは退くよ」 「へ?」 すぐに火憐の手を取り逃げた。 零崎さんは僕たちを追ってこなかった。 ◇ しばらく走って追ってこなかったのである程度で止まった。 「おい、なんで逃げたんだ!」 どっからどう見ても怒っていた。 「無理だよ。あの人にはどうやったって勝てない。退くべきだよ」 「え?でも悪者だぞ!」 「悪いけど、あの人は普通じゃないよ。雰囲気がやばい。 とてもあんな刀の寄せ集めで勝てるような相手じゃない」 「だけどさ!悪い奴を裁くのが正義だ!ここでやらなきゃいつやるんだよ」 「死ぬよ。冗談抜きで。それにあの人は既に人を殺している。 あの釘バット、血が付いてた。それに血のにおいもほのかに匂った。」 「だからどうした!!」 「は?」 「別にあたしも遊びで正義を語っているんじゃないんだ! 正しく、強く、悪者なんかに負けちゃあいけないんだ!」 「もう一回ゆうけど死ぬかもしれないんだよ。」 「ふん。だから愚門だぜ、宗像さん。正義は、勝つんだぜ」 「………わかった。逃げるのはやめよう。だけど火憐さんは駄目だ。危険だ」 話し合っても無駄だと感じた僕はそう言った。 けれどやはり、彼女は守りたかった。 「はあ?なんだ。あたしの力を疑ってるのか?さっきあんなにしてやったのに」 「いや。君の力は疑っていない」 「じゃあ」 「だけど、あの人は真正面から正々堂々いったところで犬死にするだけだ」 「じゃあどうすんだよ」 「だから本当はここで逃げるのが一番だから。でも 君がそう言うのであれば無理を承知でもやってやる」 「で、何であたしは行っちゃいけないんだ」 「はっきり言って僕の戦い方は一人の方がやりやすい。それに」 「それに?」 「あの女の子も放っておけないでろう。君が探すんだ」 「う~ん。大丈夫か。でも宗像さんがそういうのであればそうなんだな。 なにせあたしが認めた男の人なんだからな。ただし死体で帰ってくるなよ。」 僕は認められるようなことはしてないし、 励ましの言葉としてはいささか間違ってる気がするが。 「君は本当に無茶を言うね。まあ頑張るよ」 「じゃあ後は任せたぜ」 「ちょっと待って」 僕は彼女を引きとめる。 「なんだ?」 「よかったら、僕と友達になってくれないかな?」 「何言ってんだ?いまさらだろ」 本当に不思議そうな顔をしていた。 「…そうだったね」 「じゃあいってくるぜ」 そう言うと走ってどっか行ってしまった。 「……さて、面倒だ。さっさと殺して終わらせよう」 それは、殺人を一回もしたことが無い、殺人鬼のセリフだった。 そう言うと、僕は今走って来た道を引き返した。 ◇ 全く面倒なことを頼まれたもんだな。いや僕が自分から言ったんだっけ。 はぁ。だいたいあいつにどうやって勝てと言うんだよ。 殺人衝動こそあれど、自殺願望はないぞ。 でも、何だろう。あれだよね。人とこんなに関わりあえたのって、 生徒会以外だったら初めてだよな。そう思うと感慨深いね。 何はともあれさっさあいつを片づけて、火憐さんの元に急がなきゃな。 そう思えば、もう怖くはないな。あんな奴余裕だね。嘘だけど。 さてそろそろ…あぁいた。零崎さん。立ったまま手を顎にあて何か考えているご様子だ。 さっき言ってたレンさんとトキという人の事かな。まあどうでもいいが じゃあ、挨拶代わりといたしまして、よっと。 僕は刀2本をあの人に向かい投げた。 だが普通に弾かれた。というより砕けた。…当たり前か。 「そこにいるのはさっきの奴っちゃね」 「ああ、その通りだ。僕の名前は宗像形。以後よろしく」 「なんだっちゃ。せっかく見逃してやったちゃのに」 「なに。勝てると思ったから帰ってきただけさ」 「本気で思ってるっちゃ?」 「ああ。今から僕は」 「勝てると思うから君を殺す」「負けないと思うから君を殺す」 「君が危険だから君を殺す」「僕が危険だから君を殺す」 「君が異常だから君を殺す」「僕が異常だから君を殺す」 「君が生きているから君を殺す」「僕が生きているから君を殺す」 「君が死んでないから君を殺す」「僕が死んでないから君を殺す」 「君が僕と会ったから君を殺す」「僕が君と遭ったから君を殺す」 「君が僕と合ったから君を殺す」「僕が君と逢ったから君を殺す」 「君が僕と遇ったから君を殺す」「僕が君と在ったから君を殺す」 「僕のために君を殺す」「世界のみんなのために君を殺す」 「自己満足するために君を殺す」「自己嫌悪するために君を殺す」 「博愛主義だから君を殺す」「偏愛主義だから君を殺す」 「君がいるから君を殺す」「僕がいるから君を殺す」 「気分が舞い上がっているから君を殺す」「気分が悪いから君を殺す」 「愛しているから君を殺す」「憎いから君を殺す」 「何も無いから君を殺す」「何か有ったから君を殺す」 「君が人だから君を殺す」「僕が人だから君を殺す」 「君が鬼だから君を殺す」「僕が鬼だから君を殺す」 「君が悪だから君を殺す」「僕が正義だから君を殺す」 「君が正義だから君を殺す」「僕が悪だから君を殺す」 「君が中立だから君を殺す」「僕が中立だから君を殺す」 「君が敵だから君を殺す」「僕の敵だから君を殺す」 「君が味方だから君を殺す」「僕の味方だから君を殺す」 「君が裕福だから君を殺す」「僕が貧乏だから君を殺す」 「君が貧乏だから君を殺す」「僕が裕福だから君を殺す」 「君が平凡だから君を殺す」「僕が平凡だから君を殺す」 「君が天才だから君を殺す」「僕が馬鹿だから君を殺す」 「君が馬鹿だから君を殺す」「僕が天才だから君を殺す」 「君が強いから君を殺す」「僕が弱いから君を殺す」 「君が弱いから君を殺す」「僕が強いから君を殺す」 「君が怖いから君を殺す」「僕が怖いから君を殺す」 「君が穏やかだから君を殺す」「僕が穏やかだから君を殺す」 「運命だから君を殺す」「因果だから君を殺す」 「必然だから君を殺す」「偶然だけど君を殺す」 「月がきれいだ だから殺す」 「お腹がすいたな だから殺す」 「夢見が悪そうだ だから殺す」 「君とは友達になれそうだ だから殺す」 「殺したい だから殺す」 「そして、何より大切な友人からの頼みだから、君を止める まあ、厳密には違うけれど、僕は一度解放したら制御できないとおもうからね」 「…あんた、零崎に似てるっちゃ」 「よく分からないが礼を言っておくよ だから殺す」 そういって僕は刀を二本持ち、零崎さんに突っ込んでいった。 無論、そんなのが通じるわけでもなく 「遅いっちゃ」 なんとか、刀で防いだが、また二本なくなった。 だけど腐るほど刀はあるんだ。しばらくは突っ込むか。 ◇ どうだろう。刀は百本ぐらいはなくなったかな。 やっぱ駄目かな。なかなか勝てないね。だって向こうは無傷だし。 わかったことといったら零崎さんは僕とは違い、本物の殺人鬼だ。ってことぐらいだ。 本物と偽物。やっぱり違うなあ。 「いい加減にするっちゃ。大人しく殺されろだっちゃ」 「それは嫌だね。約束があるんだから だから殺す」 「もういいっちゃ。殺しにいくっちゃ」 零崎さんは、一気に僕に詰め寄ってきて、 あの釘バットのようなものを僕に向かって振りかざした。 「…あ」 そんな情けない声をあげてしまった。思わず目もつぶってしまった。 そうか、僕は死ぬのか。殺されるってこんな思いなのか。 なんか殺さないためとはいえ今まで悪いことしたなあ。 あーあ。せっかく友達が増えたのになあ。 火憐さん大丈夫かなあ。全くもって僕も弱いね。 やっぱり正義の味方には役不足だったな。 そうだよ。僕はいつだって悪者だったんだ。 人が近づいてきたら問答無用で武器を見せて、怖がらせて、 自分自身で結界を作って、僕はいつも一人だった。 一人で独り。孤独、それはとても、寂しいものだった。 それでも、このあいだ、人吉くんが手を差し伸べてくれて、 友達ができた。とても嬉しかった。 でも、もう終わりだ。終わってしまう。もう少し、楽しい学校生活を送りたかった。 ……おかしいな。いくらなんでも遅すぎる。 だいたい一秒にも満たない間に振りかざせるはずだ。 僕は目を開けた。そこには 正義の味方がいた。 …いや、まあね。ありがたいよ。ありがたい。 けどさ、今のはさ、綺麗に死ぬべきシーンじゃないかな。そういう雰囲気だったじゃん。 別に死にたい訳ではない。むしろ生きたいが。 今のこれが小説だったら、拍子抜けした人多いんじゃないかな。 僕は拍子抜けしたよ。 「なんでいるのさ。火憐さん」 「心配だったから見に来てやったぜ。ったくもう少しで死んでるところだったんだぞ」 零崎さんはというと吹っ飛ばされていた。どういう風にすればあんなに飛ぶんだ。 たとえどんな技だろうが不意打ちで出せるような技では無いと思う。 「やっぱどんなつえー奴でも脳震盪ぐれーはやっぱなるか。 う~ん。どうしようかな。叩きおこして説教でもするか」 「やめてほしいな」 僕は即答した。なんて危険なことを言い出すんだ。そんなことしたら僕は今度こそ死ぬ。 そして、この子どんだけ強いんだ。僕が守るなんておこがましいぐらいだ。 「じゃあいいよ。それよりあの子はこの辺にいなかったぞ」 「そう。ならここに用はないな。次に進もう」 「おう」 「それと火憐さん」 「ん?」 「悪いけど、体術の基本、ちょっと教えてほしいな」 「えーっとねー。まずは―――――」 彼女は使える情報から、とても真似できないような情報まで教えてくれた。 今回は失敗してしまったけど彼女を守りたい。 殺したい。だけども、守りたい。矛盾していると思う。 だけどその気持ちが一層強くなった。 偽物だけど殺人鬼が言うセリフでは相変わらずないけれど。 彼女が本物だろうが、偽物だろうが、それは多分関係無いだろう。 助けてもらった恩ではないだろう。 彼女に恋をしたわけでもないだろう。 別に理由はなんだっていいんだ。彼女は守りたい。 それだけでいいんだ。 だって友達なんだから。 【1日目/深夜/F-7】 【宗像形@めだかボックス】 [状態]疲労(中) [装備]千刀・?(ツルギ)×872 [道具]支給品一式、ランダム支給品(0~2) [思考] 基本:殺したいけど、死なせたくない 1:火憐さんと行動、彼女を守る 2:誰も殺さない。そのために手段は選ばない 3:殺人衝動は隠しておく 4:機会があれば教わったことを試したい 【阿良々木火憐@物語シリーズ】 [状態]健康 [装備] [道具]支給品一式、ランダム支給品(1~3) [思考] 基本:この実験をぶっ壊す。悪人はぶっ飛ばす。 1:宗像さんと行動 2:白髪の女の子と合流したい ◇ E‐7にて 宗像形と阿良々木火憐が去ってから数分後。 「愚神礼賛」こと零崎軋識が目を覚ました。 「…にゃ?俺は何をしていたんだっちゃ?」 前後の記憶があやふやのようである。 「…痛っ。頭が痛むっちゃ。何だっちゃ。思い出せない。 あの闇口衆を殺してから、適当に歩いて、………どうしていたんだっちゃ?」 その姿はあまりに生きた伝説とは程遠いものであった。 「まあいいっちゃ。レンとトキを探すっちゃ」 そう言って彼は歩き始めた。 運が良いのか悪いのか。宗像らとは違う方向に。 【1日目/深夜/E-7】 【零崎軋識@人間シリーズ】 [状態]頭に痛み、擦り傷、仲間が見つからないことへの焦燥感 [装備]愚神礼賛@人間シリーズ [道具]支給品一式、ランダム支給品(0~2) [思考] 基本:他の零崎と合流(特にレンとトキ) 1:零崎一賊に牙を向いた不知火袴の抹殺。及びその準備 虚刀流、道を決める 時系列順 後悔と決意 虚刀流、道を決める 投下順 後悔と決意 「正義は必ず勝つんだぜ」 宗像形 図書館革命!? 「正義は必ず勝つんだぜ」 阿良々木火憐 図書館革命!? ランドセルランドの虐殺劇 零崎軋識 天災一過
https://w.atwiki.jp/karakuri_ss/pages/56.html
雪山での邂逅 ~ 某所ロシア軍基地・司令部 ~ コンコンッ。コンコンッ。 「マリア=スミノフ少尉、印度軍のサティ=マハールと共に入室します」「うむ、入室を許可する」 重厚な木製ドアを開けて入って来たのは小柄な銀髪の少女。そして、その後ろで物珍しげに室内をキョロキョロ見回す褐色の肌の少女。 脇腹へのさりげない肘打ちで挙動不審のサティを牽制しつつ、マリアが口を開く。 「それで、今回の任務についてお尋ねしたいのですが」 「うむ。まずはこれを見てくれたまえ」 モニターが点灯し、壮大な雪山の光景を映し出す。そして望遠レンズがズームし、山腹にある異物 ~塔状の建造物~ を拡大してゆく。 「・・・これは?」 「この近くの山にアムステラ軍が打ち込んだ建造物だ。君達にはこれの調査、可能ならば破壊を命じる。詳しい資料はこちらだ」 「なるほど・・・」 渡された資料に素早く眼を通すマリアの横から、サティが口を挟む。 「でも、ガンダーラやゴーリキーでそこまで歩いてくのって大変だヨ?」 「現地近くまでは『レプカ(репка:大きな蕪の意)』で空輸する。現在、近隣に敵航空兵力の反応は無いから、まず大丈夫だろう」 「れぷか?」「うち(ロシア軍)の超大型VTOL輸送機よ。機動マシン運搬用に開発された航空機なの」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 普通に聞くだけだと、いくら山腹にある施設とはいえ、たった2機のロボットで強襲を掛けるというのは無謀な感がある。 しかし、アムステラ軍が用いる操兵、及び地球側が対抗して開発した機動マシンは、戦闘概念に一種の先祖返りを生じさせていた。 その一つが、『 一 騎 当 千 』 である。 彼女らが駆る特製の機動マシンは、アムステラの一般的な操兵・羅甲などとは比べ物にならぬ性能を誇る。 極端な例えではあるが。『三国志』や『水滸伝』の英雄達の如く、雑兵をものともせず戦場を蹂躙する能力があるのだ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ 現地山腹 ~ 建造物の死角から降下し、雪山を踏み締めつつ接近する2機の大型機動マシン。目標の塔を発見したマリアが口を開く。 「・・・これがアムステラタワーね。こいつはちょっとした要塞だわ」 「アタシには、ちっちゃな小屋にしか見えないけどネ?」 ゴーリキーが無言でガンダーラの肩を掴み、傍にあった山小屋から塔の方へと向きを変える。 「行くわよ、サティ!」「任せてちょうだい!」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ アムステラタワー内 ~ 塔への突入は想像以上に容易であった。迎撃兵器はあったが、ゴーリキーとガンダーラの重装甲相手には歯が立たなかったのだ。 そして塔に入ってしまえば強力な火器は使えぬ為、有効な攻撃は皆無と言っても良い。 「マリアー、こっちには何かでっかい機械があるだけだヨ」「こっちは居住区みたいね・・・今は誰も居ないけど」 壁や天井を豪快にブチ抜き、上層階の探索を行う2機。ある程度、状況を把握した所でマリアが下へ行こうと提案する。 「えっ、下に?」「資料によると、この下に巨大な地下空洞があるみたいなのよ」 この塔は橋頭堡としての運用目的の様だが、その戦力が補充される前に強襲を掛けるのに成功した。そこに無意識の油断があったのか。 地下の暗闇をライトで照らしつつ進む中で突如、センサーに動体反応が! 同時に闇を裂く光線! 「きゃっ!」「マリアっ?!」 闇から現れたのは、鉄機蜘蛛を小型にした様な羅甲サイズの機体。試作自動迎撃機・火尖蜘蛛であった。 鉄機蜘蛛と同様、全方位を見通す機体構造を持ち、主火力は機体中央部に装備された轟雷砲。回転砲座により真上・真下以外は攻撃可能。 火線を絞った轟雷砲は、周囲への余分な被害を避けつつ、的確に敵を射抜く威力を持っている。 ゴーリキーは咄嗟にかざした左腕でそのビームを受けており、運悪く肘近くを直撃貫通した。まだ腕が動くだけマシではあるが。 「 こ っ の お ぉ お !! 」 ゴ ギ ャ ア ァ ン !! だが、マリアの反応は素早かった。ビームを受け止めると同時にゴーリキーは火尖蜘蛛に肉薄し、その拳を胴体中央に叩き込んだのだ! ゴーリキーの腕が半ばめり込む程の一撃で、火尖蜘蛛は機能を停止した。 「・・・ほう、中々やる。随分と思い切りの良い攻撃じゃな」 「 ! ? ! 」「 誰 ネ ッ ?! 」 突然、闇の中から老人の声が響く。2人の誰何の声に応じて、洞窟の天井に据え付けられた照明が洞窟内を照らし出す。 そこに居たのはゴーリキーやガンダーラに匹敵するサイズの操兵一機。6本の腕を持つ異形の機体である。 「暇に飽かして視察に来ていたのじゃがな。これは良い場所に居合わせたものよ」 「そして、お主らが突入した時には既にスタッフを逃がしておる。これで存分に力を振るえるのう」 こう言うなり素手のまま構えを取り、掌を上向けてチョイチョイと手招きする。 「さ、遠慮は要らん。掛かって参れ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ 地下空洞内 ~ 読者の皆様はもう既にご存知だろう。そう、この操兵の名は『岩鉄』。乗り手はアムステラの軍神にして快皇『テッシン』である。 その事実を知ってか知らずか。いや、たとえ知らずとも彼の放つ威圧感は彼女らを圧倒していた。 「・・・サティ、下がっていて。こいつの相手は私がするわ」「マ、マリアッ?!」 「・・・むっ? ワシは2人掛かりでも一向に構わんぞ?」 「問題無いわ。 私 が 、 お 相 手 す る ! 」 ガンダーラをその場に押し留め、ゴーリキーが岩鉄の前へと進み出た。 「 ダ ヴ ァ イ !!(давай:いくぞっ!)」 ゴーリキーが猛然とダッシュ! 右腕を振り上げて大振りのダッシュフックを繰り出す・・・が、まだ遠い! 勢い余って岩鉄に背中を向けるゴーリキー。直後、そこから布の塊が投網の様に広がった! 「 む っ ? ? 」 「 喰 っ ら え ー っ !! 」 実は下山時の崖に対応する為、パラシュートを背負って居たのだ。それを展開させて岩鉄を包み込んだ! 間髪入れず繰り出される左の裏拳! 右のショートフック! 左のアッパーカット! 右! 左! 右! 左! 連打! 連打! 連打! ガ ス ッ ! ガ キ ッ ! ゴ ス ッ ! バ キ ッ ! ガ ス ッ ! ガ キ ッ ! ゴ ス ッ ! バ キ ッ ! ・・・ガ キ ィ ィ ィ ン !! 布で覆われ、一方的に殴られるばかりと見えた岩鉄が、布越しに繰り出した一撃。 その一撃はゴーリキーの巨体をいとも容易く吹き飛ばし、火尖蜘蛛の残骸へと叩き付けた。 その間に悠々と布を引き剥がした岩鉄が、左右の腕一本ずつに持つ盾を掲げてみせた。 「ヌシが今、楽しそうに殴っておったのはこれじゃ」 何と、布越しに来る攻撃を全てその盾で受けてみせたと言うのか。 一方のゴーリキー。吹き飛ばされた衝撃から立ち直り、よろよろと立ち上がる。 「・・・予想通り・・・まさに予想通りね」 だが、マリアの戦意はまるで萎えていなかった。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「知っていたわ・・・こうなること・・・これでいい。ここまではこれでいい・・・」 そう言いながら、火尖蜘蛛の残骸から轟雷砲をもぎ取るゴーリキー。 「ビーム砲か・・・無駄じゃよ。第一、電源はどうする? ・・・むうっ?!」 バ リ バ リ バ リ バ リ !! 己の左腕に空いた風穴に指を突っ込んだゴーリキーが、腕の動力配線と轟雷砲の配線を無理矢理に接続したのだ。 「 イ ィ ィ ヤ ア ァ ァ ァ !! 」B E E E A A A M M M M !!! 光線の乱舞が何度も岩鉄を薙ぎ払う。そして遂に、無理な接続に耐え切れなくなった轟雷砲が爆発し、同時にゴーリキーの左腕も 過負荷に耐え切れずに肘から爆発。煙を引きながら岩鉄の背後へと吹き飛んでいった。 ・・・だが、しかし。 岩 鉄 は 無 傷 !! 「戦艦砲でも持って来ねば、この黒銅鋼の盾は貫けんよ」 「そ、そこまで見切っているなんて・・・」 万策尽きたか? ペタンと尻もちをつくゴーリキー。その右手が大地を掴んだかと思えば、掴んだ土塊をそのまま岩鉄に投げ付ける。 「くっ・・・ 来 る な ー ! 来 る な ー ! 」バ シ バ シ ッ ! バ シ バ シ ッ ! マリアの態度の急変に、瞬時あっけに取られるテッシン。だが直ぐに、怒気を帯びた猛烈な闘気を噴き出した!! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ その時、恐怖で取り乱したかと思われたマリアが静かに呟く。 「あんたは次に、『闘いを侮辱するな、小娘』と言う」 「 闘 い を 侮 辱 す る な 、 小 娘 ッ !! ・・・ ハ ッ !! 」 「フフッ。少し気を逸らしてる間に上手くいったみたいね」 「何っ? 一体何を・・・!!」 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ・・・!! 「・・・そう。狙いは始めからこの地下空洞の天井・壁面。上手くヒビを入れてやれば、積雪の圧力で空洞は崩壊する!」 「そしてその機体! 上半身のバランスが悪すぎよっ!!」 圧力に押された積雪が、壁や天井のヒビを広げながら空洞内を侵食してきた。雪はまず、彼らの機体の足首を押し流してゆく。 これにはテッシンも苦笑い。マリアに一本取られた事を素直に認めた。 「フ、フフフ・・・すっかり騙されたわ。しかしの、ヌシも片腕ではバランスが悪かろう?」 「 そ こ は ア タ シ が 、 補 う ネ ! 」 その時。横合いから声を張り上げたのはサティ。大地に独鈷剣を突き立てて錨とし、もう片腕でゴーリキーを抱き抱えた。 雪の高さは既に、彼らの膝上。機体を押し流そうとする圧力は強まっている。 「あら、よく判ってるじゃないサティ」 「こんな無茶苦茶な作戦、マリアじゃなきゃやらないヨ」 「あははっ。それに付き合えるアンタも相当よ」 「・・・悪いが、それならワシにも出来るぞ?」 テッシンがそう言うのと同時に、岩鉄が一対の剣の片割れ、狼牙を抜く。そして積雪を貫き、大地に深々と突き立てた。 「・・・、・・・むっ? ・・・!!」 引きつった顔で岩鉄のその行動を見ていたマリアとサティが、怪訝な顔をする。 「お、お主・・・これも計算の内だと言うのか・・・?」 愕然とした声でテッシンが問う。地に突き立てた筈の狼牙の切っ先が宙に浮く・・・深々とゴーリキーの左前腕を刺したまま。 直後。胸下まで埋まるほどの雪の圧力に耐え切れず、岩鉄だけが空洞の先へと押し流されて行った。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ テッシン視点 ~ 「 え ぇ 、 そ う よ ! 全 て 私 の 計 算 の 内 よ !! 」 雪崩に押し流されつつも、マリアの叫びを聴き取ったテッシン。 その声に潜むハッタリに気付き、微笑ましく感じながらも空洞の終点、崖に面した壁面へと押し流されて行く。 「 噴 っ ! 」 岩鉄は流されながら突き当りの壁面を破壊。勢い良く空中へと飛び出した。 流石にそのまま落ちれば、たとえ岩鉄と言えども破壊必至なのだが。テッシンは極めて冷静であった。 ゴスッ! ゴスッ! ゴスッ! ゴスッ! 岩鉄は、落下しつつも手足で崖面を叩き、落下のスピードを徐々に削って行く。 ・・・ズシン! そして、落下ダメージを受ける事無く両の足で着地したのである。 「 ヌ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ッ !! 」 と、テッシンは快笑する。 「ま、今日は大人しく帰るとしようか。いずれ再び、合間見える事もあろうて」 そう言って、彼はその場を立ち去って行った・・・。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ マリア・サティ視点 ~ 「 え ぇ 、 そ う よ ! 全 て 私 の 計 算 の 内 よ !! 」(ホントは違うけど、悔しいからそう言ってやるわ!) 「マリア、ホントに?」「・・・ゴメン、嘘」 だが、サティの素直なツッコミに、あっさりと馬脚を表したマリアであった。 そして雪崩が終わった後も未だ、問題は残っていた。雪崩の所為で脱出路が崖に面した風穴、つまり岩鉄の落下先しか無かったのだ。 更に、彼女らにはテッシンの様な武術は無い。故に素で飛び降りたら破壊必至であった。 「どうしよう・・・」「・・・飛ぶネ!」 打開策を見出せず悩むマリアに、サティがシンプルに言い放った。 「ちょ、飛ぶって。パラシュートは無いのよ?」そう。ガンダーラが背負って居たバックパックも、先の雪崩で失われて居るのだ。 「いいから、さっさと飛び出すネ!」 「ブライアンのおっちゃん直伝!」 ガ コ ッ !! 躊躇うゴーリキーの背を、ガンダーラがケンカキックで蹴り飛ばした。 そのまま宙に浮いたゴーリキーを追って、ガンダーラもジャンプ。ゴーリキーを背後から抱え込んだ。 「ちょっと! 大丈夫なの?!」「大丈夫だってガンダーラが教えてくれたヨ!」「えっ??」 すると、ガンダーラの後光を模したパーツが輝きを帯びる。それと同時に2機の落下速度が緩和され、やがて静かに着地した。 「・・・一体、何? 今の」 「知らないヨ。ガンダーラが何とかしてくれたネ」 今回の任務は一応達成した。だが、六本腕の強敵の存在、ガンダーラの謎など、今後の為に対処すべき問題は山積みである。 しかし今すぐじゃなくて良い。まずは下山して報告を済ませてから、ゆっくり休んでから考えよう・・・と、マリアは思った。 THIS EPISODE END
https://w.atwiki.jp/dhuema_fan/pages/106.html
刃鬼 コスト 文明 カード名 枚数 備考 3 光 光牙忍ハヤブサマル 1 殿堂 4 水 ドンドン吸い込むナウ 4 S・トリガー 4 水 フォーチュン・スロット 2 S・トリガー 4 水 クリスタル・メモリー 1 6 水 蒼狼の始祖アマテラス 1 殿堂 6 水 サイバー・N・ワールド 2 7 水 ガンリキ・インディゴ・カイザー 1 7 水 アクア・インテリジェンス 3rd G 1 6 火 ボルシャック・スーパーヒーロー 1 8 火 永遠のリュウセイカイザー 2 10 火 勝利宣言 鬼丸「覇」 2 2 自然 フェアリー・ライフ 4 S・トリガー 2 自然 ピクシー・ライフ 3 3 自然 ガチンコ・ルーレット 2 3 自然 セブンス・タワー 1 殿堂 4 自然 ライフプラン・チャージャー 2 6 自然 爆進イントゥ・ザ・ワイルド 3 5 火/自然 無双竜鬼ミツルギブースト 2 7 火/自然 ボルバルザーク・エクス 1 殿堂 8 火/自然 悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス 1 11 ゼロ 「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」 3 超次元 コスト 文明 カード名 枚数 備考 3 光 アルプスの使徒メリーアン 1 4 光 イオの伝道師ガガ・パックン 1 5 闇 サンダー・ティーガー 1 5 火 ブーストグレンオー 1 5 自然 時空の花カイマン 1 5 光/水/自然 勝利のプリンプリン 2 5 闇/火/自然 激相撲!ツッパリキシ 1 採用候補カード コスト 文明 カード名 備考 7 光 光牙忍ゼロカゲ 4 水 パクリオ 3 光/水 魂と記憶の盾 6 光/水 反撃のサイレント・スパーク 4 光/自然 超次元ホワイトグリーン・ホール 6 光/火/自然 龍仙ロマネスク 主な戦績 大会名 順位 備考 この構築だとおそらく後半息切れしてしまうような気がします。ドローソースをもう少し追加してはどうでしょうか? - らぶーん 2013-04-01 14 34 38 同感です。インディゴ-1 イントゥザワイルド-1 N+2とかですかね - 名無しさん 2013-04-01 21 06 47 具体的な提案ありがとうございます。編集しました^^引き続きご検討のほどm(_ _)m - はるひろ 2013-04-02 01 24 22 そういえばなんでハヤブサではなくゼロカゲ?? - 名無しさん 2013-04-01 21 07 17 ジャッジ勝つためかと - 名無しさん 2013-04-03 08 23 55 ブサはローゼスをブロッカーにして覇を撃ち取れるから、ブラスター型じゃなければできれば入れておきたい。 - かな恵 2013-04-03 20 28 49 ミツルギもできれば1〜2積みたい 勝流退かせるのは良い感じ 無理に光入れなくても良いんじゃないかな 刃鬼って出ればほぼ勝ちだから守るよりはさっさと出したい所 - 名無しさん 2013-04-08 20 20 38 今更だけど、なぜにジャンヌ… - 癸叶 2013-04-09 08 04 38 追加カードの提案はありがたいのですが、何を抜くのかも同時にご提案頂ければ助かります。 - はるひろ 2013-04-09 10 46 39 白全抜きで良いと思います - 名無しさん 2013-04-09 22 33 24 ↑追加 ジャンヌダルクのタップが役立つ相手(PG、マドンナ)も少ないですしミラーマッチでは1ターンの差が勝敗を分けるのでブーストに徹するべきかと 空いた枠に追加の刃鬼、インテリ、ミツルギ2、アマテ、クリメモ、隼で良いんじゃ無いでしょうか? - 名無しさん 2013-04-09 22 38 01 賛成です。 - 名無しさん 2013-04-10 12 30 06 ローゼスいらないと思うあとイントゥ3安定 - 名無しさん 2013-05-02 20 05 57 問答無用だ鬼丸ボーイ入れようよ。 - 名無しさん 2013-06-06 16 47 31 理由書き忘れた - 名無しさん 2013-06-06 16 48 03 醤油キルキル全部焼ける - 名無しさん 2013-06-06 16 48 41 ダイハードリュウセイは必須 - 名無しさん 2013-08-11 16 05 20 社とシシガミは要ると思う - 名無しさん 2014-01-12 07 34 46 インテリ フォーチュン ライプラOUT - 名無しさん 2014-01-28 20 05 07 レイクリ超動2 レイジクリスタル2 レディオ1 INのほうがドロソも安定しますよ - 名無しさん 2014-01-28 20 07 13 +無理やりインテリでコスト上げなくても重いカード - 名無しさん 2014-01-28 20 08 36 入っているので平均三勝出来ます。あとミラー対策でVANもアリです - 名無しさん 2014-01-28 20 09 49 名前
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/4676.html
autolink() GC/S16-110 カード名:“運命の邂逅”集&いのり カテゴリ:キャラクター 色:赤 レベル:2 コスト:2 トリガー:1 パワー:8500 ソウル:2 特徴:《武器》?・《音楽》? 【自】このカードがアタックした時、クライマックス置場に「死にゆくものへ餞を」があるなら、あなたは自分の控え室のキャラを1枚選び、手札に戻してよい。 これは力。人の心を紡いで形となす――“罪の王冠(ギルティクラウン)” レアリティ:PR illust. ブシロードプロモーションカードパック Vol.06 封入 2011年10月より放映開始予定のアニメ「ギルティクラウン」がシュヴァルツサイドに参戦。 レアリティや対応CXを考えると、2コスト版の放課後の美琴とも言える性能で、プロモの中では良い部類の性能。 ただし対応CXの入手難易度はお嬢様の休日の比ではなかったが… 初期配布方法はコミケ先行配布だったが、後に初版のトライアルデッキが封入され、入手は比較的容易になった。 しかし、トライアルデッキ1つに対し1枚しか封入されておらず、それも初回限定である為にそれを容易と取るかどうかは意見が分かれるかもしれない… ちなみに、7月末に公式サイトよりこのカードの情報が流出したため参戦タイトルとしていち早く認識されてしまった。 ・対応クライマックス カード名 トリガー 死にゆくものへ餞を 2
https://w.atwiki.jp/3edk07nt/pages/13.html
『昼下がりの邂逅』 ――つまんない。 土曜日の午後なのに、薔薇水晶は独りだった。 みんなは部活や、諸々の用事に追われていて、遊ぶ約束も出来なかった。 退屈だけが、薔薇水晶の心に鬱積していく。 ベッドに寝転がったまま、窓の外に目を向ける。 よく晴れている。雲が高い。それに、とっても青い空。 「なんか……勿体ないなぁ」 宿題は無いし、急用が有るわけでもない。 と言って、このまま惰眠を貪る気分にもなれなかった。 少し、散歩でもしてこよう。薔薇水晶はベッドから跳ね起きると、 ジャケットを羽織って外に出た。 ――さて、何処へ行こうか? 「城址公園にでも行ってみよう。この間、植えたバラの苗を見に」 学園の緑化運動により、園芸部が接ぎ木・栽培した苗を植えたのは、一ヶ月前。 花が咲くには早いだろうが、どうせ暇つぶし。 長い石段を登っていると、上から運動部の一年生部員たちが駆け下りてきた。 練習、頑張ってね。ナニ部だか分からないけど。 花壇の近くには、誰も居なかった。 春が日一日と近付く今日この頃だけど、まだ風も冷たいし、散歩を楽しむ 陽気ではない。桜の蕾も、もう暫くしないと膨らんでこないだろう。 「今年も……お花見に来たいなぁ」 出来れば、銀ちゃんと二人きりで。 そして、こっそりお酒を飲んで……後は酔った勢いのまま―― 昼間から、つい、はしたない妄想を広げてしまった。 「ん? あれは――」 五百本の苗が植えられた花壇の前まで来た時、人の気配を感じて、 薔薇水晶は思わず足音を忍ばせた。 花壇の中に…………誰か居る。がさがさと音がしている。 園芸部の部員? それとも、まさか花泥棒? 静かに近付いて、様子を窺う。どうやら人ではないみたい。もっと小さい。 薔薇水晶は一定の距離まで近付くと、屈み込んで花壇の中を覗き見た。 ――がささっ!! 「……わひゃぁっ!」 突然、ナニかが飛び出してきて、薔薇水晶は思いっ切り尻餅をついてしまった。 一体、ナニが? 驚愕しつつも、反射的にスカートの裾を降ろしていた。 まさか、誰かにパンツ見られてないよね。 頬を赤らめながら周囲を見回すが、誰も居なかった。 ホッと一息。そうだ、いま飛び出してきたのは、何だったんだろう? 改めてナニかが走り去った方向に頚を巡らすと、少し離れた所に、 薄汚れた黒猫が蹲っているのが見えた。 苗をガサガサと揺らしていたのは、あの猫らしい。 大方、爪研ぎでもしていたのだろう。 「? なにか…………様子が変」 あれほど勢い良く飛び出して来たにも拘わらず、黒猫は突っ伏したまま、 動こうとしなかった。それどころか、とても具合が悪そう。 けれど、目立った外傷はなさそうだった。 「……おいで」 試しに、呼んでみる。しかし、猫は薔薇水晶の方を見向きもしなかった。 お腹が空いているのだろうか? 残念だけど、今は何も持ってない。 買いに行くにしても、最も近い店は学園の購買だ。 土曜の午後なんて、もう閉まっている。 第一、野良猫に餌を与えているところを見られたら、何かと煩く言われるかも。 「困ったなぁ…………どうしよう」 捕まえるにしても、独りでは無理だろう。あっちの方が、小さくて素早い。 本当に、どうしようかな? 背後から声を掛けられたのは、その時だった。 「あれ? そんな所で、なにしてるの薔薇しぃ」 「あっ……蒼ちゃん。あのこ……なんだけど」 「クロベエが、どうかした?」 蒼星石の口から猫の名前が飛び出した事で、薔薇水晶は少しだけ安堵した。 なぁんだ。あの猫は、蒼星石の家の飼い猫だったわけね。 「クロベエって言うんだ?」 「うん。ボクと姉さんは、そう呼んでるよ。野良猫なんだけどね」 「飼ってるんじゃないの?」 「この花壇を手入れしに来た時、たまにお弁当の残りをあげてるくらいだよ。 残念だけど、ウチは庭木や鉢植えが多いから飼えなくてね」 蒼星石が呼ぶと、黒猫は「にゃあん」と甘えた声で啼きながら、 のそのそと近付いてきた。 「随分と慣れてるね。やっぱり……ゴハンくれる人が解るんだ?」 「それも有るけど、この猫は人懐っこいよ。元は飼い猫だったんだと思う」 なるほど、言われてみれば確かに、黒猫の毛並みは柔らかそうだった。 トリミングすれば、きっと奇麗になるだろう。 「ねえ、蒼ちゃん……この猫、私が貰っちゃ……ダメ?」 薔薇水晶の申し出に、蒼星石は嫌な表情を浮かべるどころか、満面の笑顔を見せた。 「薔薇しぃの家で、面倒を見てくれるの? そうしてくれたら嬉しいな」 「任せて。可愛がるから」 薔薇水晶は黒猫を、ひょい……と抱きかかえた。 蒼星石の言う通り、確かに人懐っこい。 慣れない猫なら、抱かれることすら嫌がって暴れるというのに。 これから花壇の手入れを始める蒼星石と別れて、薔薇水晶は足取りも軽く、 自宅へ戻った。この子と一緒に、お風呂に入ろう。 奇麗になった黒猫を脳裏に描きながら、薔薇水晶は幸せそうに微笑んだ。 「私達…………友達に…………なれるよね?」 「にゃおん」 「あれ? お返事できるんだ……お利口だね♥」 ――湯上がりの午後。 薔薇水晶はベッドの上で気持ちよさそうに眠る黒猫を撫でながら、 ふと名前を付けていない事に気付いた。 野良の時はクロベエでも、ウチに来たなら、ちゃんとした名前を付けてあげなきゃ。 「そうね……お前の名前は…………うん……決めた」 満足げに頷く薔薇水晶。 「お前の名前は…………ラプラス!」 扉を隔てた向こう側では、タキシード姿の執事が号泣していた。 「お嬢様…………それは酷すぎます」 執事の名こそが、本家本元のラプラスだった。
https://w.atwiki.jp/bc5656/pages/93.html
【リプレイ】それぞれの邂逅2 →それぞれの邂逅1の続き ヒュウマ- 良いって、オレは気にしてねーし。(女の子に向き直って(「ヒカルは今にもアンタを殺しそうな空気だけどな。」 女の子- ッ、、ッ、!(言葉以外の何かに怯え震える 美殺- まぁ、私もそこまで気にしていませんわ……(本気で殺りに来たのではなさそう……ですわ ヒカル- ……。(変わらず仏頂面 女の子- (どう、しよう……どうしたら良いんだろう…… 女の子- (また、、失敗しちゃった……みんな、、訝しんでる…、 ヒュウマ- アンタ、名前は? なにか食ってく?(なるたけ優しい口調で(「名前聞いてどうこうなるもんじゃねーけど。そういやシシャモ残したなぁ…」 ヒカル- (無言で踵返し、席に戻る 女の子- ッ……(知らないお姉さん…・ 美殺- 後は任せますわ…(同じく元いた席に 女の子- (それに、、お兄さんも…… 女の子- (ごめん、、なさい……っ ヒュウマ- …、(「うわ、それで帰るのか…」 女の子- ――(途端、刹那的に女の子の感情が心内を奔る>全員 シュネー- (…あとは…まかせとけばいいのかな ヒカル- 、… シュネー- ――?(何、このかんじ… 女の子- (心の中で雨を降らす様に 女の子- (――それも一瞬の事で、すぐに止む ヒュウマ- 、… 美殺- ………(今のは…… 女の子- ……、、(数歩後ずさり シュネー- …(気のせい、かしら 女の子- (これ以上、ここに居たら……この人達に迷惑だ 女の子- ……(そのまま出口まで下がる ドルガー- …(おいおい、本当に何でもありなんだなぁここは… ヒュウマ- …、(「帰るのか? まぁ、怖いおねーさんに脅されたしなあ。 女の子- (重たく頭をもち上げると、再度謝罪の礼をし 女の子- (そのまま外へ出る ヒュウマ- …、おう、じゃあな。(「帰っちまった…」 シュネー- (…なんだったんだろ アクト- ――……(今のは……奴も能力者か アクト- (迂闊に近付かなくて正解だったな。何かあってからでは困る ヒカル- ……… 女の子- (トボトボ 女の子- ……(立ち止まる 女の子- (キョロキョロ 女の子- …(道……どっちに行けばいいんだろう…… 女の子- …………(ベンチに座る 女の子- ……(夜空見上げる 女の子- ……(ベンチで体育座り。膝抱えて目線を落とす ヒュウマ- …、(自分の席に戻る シュネー- (いつの間にかグリフォン肉を食い終えてる アクト- (ふぅ、と一息 アクト- (立ち上がる アクト- (そのまま外へ アクト- (さて…準備に取り掛かるか…(コツコツ アクト- (、とここで 女の子- (アクトと鉢合わせする アクト- 、(目が合う 女の子- 、ぁ、、あ、なた……っ(フルフルと アクト- 、ぇ? 女の子- な、何でッ… アクト- ……?(コイツ……? 女の子- 世界なんて壊して……どう、するの……ッ!? アクト- ―― アクト- (それを聞いて青年の顔から、邪悪なモノに歪む アクト- そうか、、、貴様がどういう能力かは知らんが(見開き睨む アクト- それを知られた以上、危険因子は排除する(途端、アクトが“影”に包まれる 女の子- ――、ぇっ――? アクト- ――――― アクト- (喫茶にも響く振動 青年さんが入室しました アクト- (外の方で爆炎が上がる 青年- っとぅ――ッ 青年- (爆炎に飛び込む1人の影 ヒュウマ- あぁん?(外の爆炎に目を シュネー- (――今のは? 女の子- (煙から飛び出し距離を取る女の子の姿 女の子- な、何で……ッ!!(私が、知ったから……!? 青年- って―― 青年- マジ自爆!オレ自爆!だったり! アクト- (そこには影の外套に身を包んだ“K”の姿 美殺- (……あらあら、始めましたか ヒカル- ……それにしてもおヒサな喫茶。相変わらず何でもアリだねぇ ヒカル- ((間違えたーーー!! アンさんが入室しました アクト- 今のをかわすか。ポーン、d4へ ヒカル- ……あれ、私は何を。 ヒュウマ- あぁん?(入り口まで出ていく 女の子- ッ…!(死角から襲う刃を紙一重でかわす 青年- アンちゃーん!だいじょぶ?離れてた方がヨクナイ? アクト- ナイト、ルーク、ポーン(次々と命令 シュネー- (ヒュウマの後に続く 青年- ―と、それどころじゃっ、(女の子の元へ 美殺- (ヒュウマ、シュネーと共に外に出る 女の子- ッ(次々と紙一重で回避 女の子- どう、して…ッ!(今度こそ、、謝っても済まない……ッ!! アン- 自分で近づいて行ってるじゃない…(喫茶の方に向かってくる女性 アクト- ッ(どうして当たらない…!? アクト- (ッ、そこだ、後退したところへビショップ! ヒュウマ- アレは…"K"かッ(店から飛び出す 女の子- (急ブレーキして前進――したところで背後から刃が飛び出し空を切る シュネー- (――あれって やっぱり シュネー- (あのヤなかんじのヤツ ドルガー- …(おーおー、これもやはり噂通り… アクト- ッ、、(おのれ! 人の心でも読んでいるのかッ!? 女の子- ッ、は、、っはぁっ…!!(息を切らしながら走る シュネー- (――って、襲われてるのはあの子? ヒュウマ- あぁん?(空中で停止(「ビショップを避けた? 実は出来るのか…?」 美殺- うっふふふ……なかなかやるじゃありませんか…… シュネー- ―― ヒカル- ……(外に出てくる シュネー- (なにやってんのよアイツ!誘拐……よりよっぽどタチ悪いわね アクト- ッ、、(一瞬で終わると思ったが、、これは誤算だッ… アン- 今は避けてるけどスタミナは無さそうよー。 (フェルアに向かって遠くから声で アクト- ポーン!!(複数の剣士を一斉に顕現 シュネー- (ヒュウマ付近まで駆け寄る アクト- 行けッ!!(例え手が読めようと、、避けようがあるまいッ!! 青年- そだねっ、……フェルア=ルイ。助太刀しちゃったり! 青年さんが退室しました(2007/03/01 06 40) フェルアさんが入室しました ドルガー- (喫茶店内から観戦中 アクト- ■■■ッ!!(一斉に刺突突撃 ヒュウマ- エア・ウィップ!(右側の剣士を蹴り飛ばす シュネー- (咆哮 フェルア- えーいっ!(水素爆発起こし、剣士を一気に吹き飛ばす 女の子- ――っは、ぁ(も、もぅ、、だめ―― 女の子- ――――!? アクト- ッチィ!!(ッ感付かれたか!! 美殺- ………盛大ですわね… シュネー- (どこまでもいやらしいヤツ…!(前傾姿勢で睨みつける ヒュウマ- オイオイ、コレは決闘じゃあねーよなぁ…"K"(着地し、Kを見る ヒカル- と、だいじょーぶ?だったり?(女の子の元へ駆け寄る ヒカル- ((吐血 アクト- ッ、、ヒュウマかッ(全滅した剣士には目も向けず 女の子- は、はぃ……大丈夫…です…(へたり込む フェルア- …(戦況見て)ん、とりあえず避難しちゃおうね。立てたり?(手を差し出す アクト- (、こいつならパターンが読める(影を地面に忍ばす シュネー- (戦い慣れ…はしてそーね(フェルアの方を向いて アクト- (貴様は飛んで避けるだろう……? その時が“詰み”だ アン- 避難しても逃げ切れ無そうよ。(フェルアの差し出す手を止める 女の子- ぇ、、ぇ、、と…… フェルア- んー、見た感じこのコが狙われてる雰囲気だったりだし… アクト- 引っ込んでいろ! これは私の闘いだッ!!(ヒュウマのみならず、“誰か”にも告げる アクト- (ヒュウマの足元――影にビショップが潜む フェルア- とりあえず隠れて貰っちゃって、そして巨悪の根源!をどうにかしちゃお、って根端だったりだけど シュネー- (ヒュウマの影に勘付く 女の子- ――(はっと気付く ヒュウマ- 闘いだぁ? 失望させんなよK。(Kを睨む 美殺- ………では、お手並み拝見と行きますわ……(にこやかに戦況を見遣る シュネー- (…ここは…任せておくべき、かしら 女の子- っ(いきなり立ち上がり 女の子- ――飛んじゃ、ダメぇぇっ!! アクト- ならば、、二の舞だッ!!(掌をバッと上げる>ヒュウマ フェルア- ――どーしちゃ… アクト- (足元から刃が飛び出す>ヒュウマ ヒュウマ- あぁん?(女の子の元へエアスライドで地を滑る アクト- (刃がかわされ――同時に退避すると予測されていた空中で複数の刃が弾ける アクト- な――(なんだと――ッ!? フェルア- ―、わ(炸裂する刃見て ヒュウマ- あぁん?(空を見上げる ヒュウマ- アンタ、何者だ?(目はKに向けつつ、女の子に問う アクト- ッチ、(読み負けただと――!? アクト- (やはりあの女―― 女の子- わ、私は、、その……っ アン- ・・・(女の子を見る(「経験からの予測? それとも未来予知?」 女の子- ッ……(言葉が詰まる アクト- ……ッ(不味い…この状況は…… ヒュウマ- …、(「いや、戦闘経験豊富には見えねぇ。何かの魔人能力…」 アクト- (今クイーンを使うことは出来ない…… シュネーさんが退室しました(2007/03/01 06 54) 美殺- ………… アクト- (、撤退、するか 女の子- 、っ(Kの方を見て) 待って!! アクト- 、 女の子- 逃げる前に、、教えてっ! アクト- ッ(――なっ フェルア- ……(まただ。 女の子- どうして……どうしてそんなにッ… ヒュウマ- 逃げるのか? "K" アクト- ッッ……!!(歯を食い縛り アクト- 今はまだ……終われんッッ!!(翼がKを包む アクト- (――霧散消失―― アクトさんが退室しました(2007/03/01 06 59) アン- …(女の子とKを見る(「この子の怯え方、この戦闘状況、"K"という男、その戦闘理由……繋がった…! フェルア- ん、逃げ帰っちゃった? 美殺- (厄介者が現れたものですわ……(溜息 女の子- ―――(、聞けなかった…… 女の子- (どうして……どうしてそんなに……? アン- みたいね…。(「よかった、怪我事にならなくて。」 女の子- ……――(ふっと力が抜け、崩れる フェルア- …、あっ フェルア- だ、だいじょーぶだったり?(女の子支える アン- (フェルアが支える前に割り込む フェルア- 、アンちゃん アン- あなた、平気?(女の子支えて フェルア- (あれ……? ヒカル- …終わったのね。(ずっと見てた人 女の子- …は…はぃ…… ヒュウマ- わっかんねーな。(ヒカルの隣に降り立つ アン- お店入って水とか飲もっか?(女の子支えながら 女の子- (店、という言葉に反応 女の子- ぃ、、ぃぇ……大丈夫です……(離れる ヒカル- ……。 アン- うーそーつーかーなーい。(女の子の手を引く フェルア- そーそ。顔色悪かったりだよー? 女の子- ぇ、ぇえ、ぇぇっ!? アン- ね。一緒に食べましょ? (「ケーキとか食べましょ?」 ヒュウマ- とりあえず中入りなおすか。(>ヒカル 女の子- ケ、ケーキ……?(わたわたと引っ張られながら アン- そうそうケーキ、好き?(「やっぱり…この能力ね…」 女の子- ……?(首傾げる 女の子- (この人……優しい色…… ヒカル- …そうね。 フェルア- あれあれ、シンパシー疎通取れてたりだねー(アンと女の子の傍で 女の子- …、、 アン- うん、行こっか。(手を引いて店入り口へ歩き出す(「ま、読まれて困ること無いかな。今の私に。」 ヒカル- (店の中に戻る ヒュウマ- よーっす、(入店しなおす ドルガー =まだ居るよね? ドルガー- …ぁあ、お疲れさん ドルガー =寝落ちてないかテスト。 ヒュウマ- おう、燃えらんねー闘いだったぜ。(ドルガーに片手を上げて挨拶 美殺- (新しい方お二人に……(入店していくアンとフェルアを見遣る フェルア- (カランコロン 女の子- ………っ 美殺- (………厄介者…(女の子をちらっと見遣る ドルガー- ぁぁ、結局戻ってきたんだねぇ アン- (フェルアに続いて入っていく 女の子- ッ(ビクッ 美殺- うっふふふ………(まぁ…いいですわ……いくら増えようが…… フェルア- いらっしゃいませー、っと、 席ココでいっかなー?だったり(窓際の席指して アン- でもせっかくだし、あっちに混ざってみようかな。(ドルガー見やる(「窓は止めた方がいいかな。」 女の子- ……、、…(何だか回りに怯える フェルア- そだねっ。 …ん、どーしちゃったり…? ヒカル- ……。(鬱陶しいな… 女の子- ッ、ゎ、私、、やっぱり……(手から逃れようと ヒュウマ- あんまり脅かすなよ(ヒカルの隣に立って小声で喋る ヒカル- 知らない。向こうが勝手にびびってるだけじゃない。(普通の声量で アン- ん? ケーキよりプリン派かな?(「怯えている…これは対人恐怖症じゃなくて…『誰かに』だわ…」 フェルア- むしろカラメルケーキ派でひとつー 女の子- 、、(眉をひそめ、俯く アン- それ私じゃーん(フェルアに笑いかける(「フェルアは…いや、誰もこの子の能力には気づいていない…? 怯える相手を確かめる手段は…」 美殺- うふふふ………新しい方々が増える、一興ですわね…(精々、私を楽しませてくださいまし…… 美殺- (店内には聞こえないほど小さな声で呟く ヒュウマ- …、 そうなんだけどよ…でも言い方ってもんが…(小声でヒカルに 女の子- (ガタ、と静かに席を降りる 女の子- ぁの、、……(やっぱり…私…… 女の子- 助けてくれて、、ありがとうございました(深く礼をする ヒカル- 腫れ物触るみたいにチヤホヤしろっていうの?…馬鹿馬鹿しい ヒカル- いつも誰かが守ってくれて甘ったれてるからあんな風になるのよ フェルア- え、えー アン- んーん、気にしないで良いのよ。 彼の趣味みたいなもんだしさ。(ペンを取ってメニューにいろいろ書く(「不味い、このままだと帰る…」 女の子- ――……(ギリ… 女の子- (顔を上げ、精一杯の作り笑顔をつくる 女の子- ぁ、あの、、私、、変なんです。 女の子- だから、その…皆さんにご迷惑をかけて、 女の子- 本当、、その、、ごめ……すみませんでした。 女の子- ぁ、あと、、先程はありがとう、ございました(言葉を捜すように覚束無い喋り方 アン- いーの、いーの。 変人喫茶だし、ここ。(笑いかける 女の子- ……、(俯き フェルア- そーそ。ありとあらゆる変人が集まっちゃってるんだよねぇ 女の子- そ、それじゃ…その……(ジリ、とブーツが床を擦る 女の子- さよならっ(背を向け走り出す アン- あっ、ちょっと―(手を伸ばすが届かない(「待って、まだっ」 女の子- (あたふたしながら扉を開け、そのまま外へ飛び出す フェルア- 待っ―… 女の子- (紅い外套が人ごみに消える 女の子さんが退室しました(2007/03/01 07 29) ヒカル- ………。 フェルア- …あー… 行っちゃったり。 アン- 行っちゃった…(『黒ラン、冒険野郎、ツン金髪、にっこり女、私、彼、誰も居ない』と書かれたメニューをたたむ フェルア- あれ、アンちゃん何書いてたのーだったり? アン- んー…、悪いことしちゃったかなぁ…私。(フェルアの発言完全無視して一人悩む アン- 私が強制しすぎたせいかも…(悩んでいる表情 美殺- ……光が強くなってきましたわね… フェルア- そんな、アンちゃんの所為じゃないと思ったり!だよ。 美殺- そろそろ去りますか……今宵はいろいろ確認できただけで満足ですわ(外套翻し去 美殺さんが退室しました(2007/03/01 07 33) フェルア- でも、あのコ、何かに怯えてるよーな様子だったりだったねぇ… アン- そうかな…ありがとね、フェルア。(哀しい顔から少し嬉しそうな笑顔(「これでフェルアはメニューの事は忘れる。あとは私が持ち帰って隠滅終了っと…」 アン- ((夜11時設定で始めてた気がする。 今何時ぐらいだ? 深夜のまんまでいいのかな? フェルア- ((なんか朝気分だった私 アン- えーっと、(ドルガー、ヒカル、ヒュウマにそれぞれ目をやる。 ヒカル- ……。 ヒュウマ- オレはヒュウマ。 アンタらは? フェルア- えーっとオレはフェルア=ルイ、だったり。で、こっちは―(アンに目を遣り アン- 私はアンよ。 アン=スト…じゃなかった、(笑って言い直す アン- アン=ルイよ。 (幸せオーラ満開 フェルア- …新婚旅行中デス。だったり(幸せオーラ ヒカル- ……(表情変わらず ドルガー- (こりゃ驚いた、ここは新婚旅行にも人気のスポットだったのかぁ… ヒュウマ- そっか、おめでとう。(笑って返す ドルガー- …あ、俺はドルガーね おめでとう、お幸せに アン- ありがとう。(二人に笑顔で フェルア- へへへ(同じく笑顔 アン- そちらの金髪のお姉さんは? ヒカル- ……稲葉ヒカル。(相変わらずの無愛想 アン- ヒカルちゃんと、ドルガーさんと、ヒュウマくんね。(三人にそれぞれ名前を言いながら目を フェルア- それにしてもココ、変わってなかったりだねぇ~(喫茶見回す アン- ほんっと。 初めて会った時から変わらないわ…(円形テーブルに着席 アン- ((ドルガー・空席・アン・空席・ヒュウマだと決定。 フェルア- っとぅ、失礼しちゃったりー(ドルガーとアンの間に着席 フェルア- ……(まだ立ってる ヒカル- (↑これヒカルだ ミス多すぎる ヒュウマ- 昔から来てるのか?(>フェルア)(ドルガー隣に座って アン- ヒカルちゃんもおいで。(ヒカルに手招き ヒカル- ……。(空いているのは、アンとヒュウマの間の席 ヒカル- いい。 アン- …ケーキあるよ? フェルア- んーとねー、けっこー前に通ってたんだったり。(>ヒュウマ ヒカル- いいから。(ピシャリと ヒュウマ- へぇ、そういや冒険者のアンタも前に来た事あったりすんのか?(>ドルガー) アン- …もう、(席を立ってヒカルの元へ ヒカル- 、…何。 ドルガー- …いや、俺は今日が初めてだね アン- あの勇者様の隣が良かった?(小声で ドルガー- 初日から噂通りのバトル喫茶っぷりでちょっと呆れたくらいかな、っと(やや小声 ヒカル- …別に、そういうのじゃないから フェルア- なんかワケもなく乱闘巻き起こっちゃうよねー。そこも変わってなかったりだなぁ アン- こんな格好して…(タンクトップをクイクイ引っ張る ヒカル- 、や、やめてよ ヒュウマ- そうだなー確かに連日戦ってばかりだぜ。(席を立つ フェルア- …アンちゃんと初めて会ったのもココなんだよねー だったり*(幸せオーラ ヒュウマ- いいんだよ、そういう奴だからさ。(アンの肩に手をかける((そういう奴=付き合い悪い で一つ フェルア- 、(ちょっと反応 ヒカル- ……そういう奴で悪かったわね。 ヒュウマ- (振り向いて席に付く アン- …ドルガーさん、詳しく。(立ったままドルガーに意見を求める ドルガー- …は?(ぽかんとする アン- …了解しました。ドルガーさん。 ドルガー- (あれー、俺、その方の名前も聞いてないんだけどなぁ? 何で俺にふるのよ? ヒカル- ……(離れる ドルガー- う、うぅん、解ってくれてありがとう、っと ヒュウマ- …、んじゃ、オレは帰るぜ。(やっぱり席を立つ ドルガー- ((あ、名前聞いてたs アン- ((直接ではないよね。 ドルガー- ((まあ脳内発言だから無効にしとこう ドルガー- ん、お疲れさーん フェルア- んん、じゃーねぇー(手振る ヒュウマ- おう、アンタも旅疲れ取れよ。 ヒュウマ- お幸せに、な。(>フェルア) フェルア- へへ、了解っ(にこ ヒュウマ- それじゃな。(喫茶の外へ走り去っていく ヒカル- ……。 ドルガー- …(はぁ、忙しい人だったなぁ ドルガー- さってと、俺もぼちぼち宿探しに行きますかねぇ(席を立つ アン- あらら、お気をつけてー。(笑顔で見送る フェルア- じゃーねぇー ドルガー- じゃ、失礼するよー お幸せに ドルガーさんが退室しました(2007/03/01 08 15) ヒカル- ……。(バカップルと私1人。 ヒカル- (私も、帰るかな… ヒカル- (無言で出て行く ヒカルさんが退室しました(2007/03/01 08 17) アン- 行っちゃった…。 フェルア- あららぁ フェルア- ……アンちゃん、(急に真面目顔になり、アンを見つめる アン- なぁに? フェルア- (サッ フェルア- (先ほどの手書きメニュー奪う アン- あ、コラ。(奪われる フェルア- よーっし、してやったり!(手にゲッチュ アン- もー、別に見てもいいけどさー。 アン- (『黒ラン、冒険野郎、ツン金髪、にっこり女、私、彼、誰も居ない』と書かれたメニュー フェルア- だってアンちゃんが隠すんだもんよーだったり(開いて、見る フェルア- ……暗号? アン- 店内に居る人のメモよ。 ほら、黒ランがヒュウマくんで、ツン金髪がヒカルちゃん。 フェルア- あー、なるへそ! フェルア- …誰も居ないってのは? アン- んー…話すとややっこしくなるんだけど… フェルア- うん?いーよ、聞いちゃうよー アン- あのビクビク女の子に、この中のどれかを指差して欲しかったんだよね。 フェルア- あー、あの時書いてたもんねー アン- そうそう、誰を怖がってるのかなぁ…。って フェルア- ああ、なるほどちゃん。 アン- …満足? フェルア- ん、おっけおっけ!あんがとねーだったり アン- んーん。(フェルアに近づいてメニューを手にとって、テーブルに置く アン- フェルア、(向かい合ってフェルアの目を見る フェルア- 、はい、? アン- 何か、食べる? (両手を首の後ろに軽く回して フェルア- 、―…… う、うん。 アン- 何、食べたい? (近づいていく フェルア- ……、――、えー、と、(少し目線を逸らし、またアンを見つめる フェルア- ―― いただきます。(くちづける フェルアさんが退室しました(2007/03/01 08 33) アンさんが退室しました(2007/03/01 08 33) 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/saoac/pages/178.html
≪心通う邂逅≫アリス タイプ レアリティ:★★★★★ 武器種:片手剣 ロール:アタッカー 説明文 彼女の愛竜《雨緑》は、彼女にとってかけがえない存在だった。 行方知れずとなった今、相棒を想う彼女の瞳には憂いが宿る。 ステータス Lv HP STR VIT INT 1 51 9939 1630 498 1025 100 習得スキル一覧 スキル名 スキルレベル 効果 クールタイム(秒) 修得レベル 輪渦 1 セルルト流秘奥義。高速回転し、全方向の敵を同時に攻撃する。 3s - 穿花通貫 3 《金木犀の剣》の武装完全支配術。前方へ花弁を飛ばし、強力な一撃を見舞う。 12s - 嵐花裂天 4 《金木犀の剣》の武装完全支配術。自身の周囲に金木犀の嵐を吹き荒れさせ、近寄る敵全てを斬り刻む。 60s - レイズ・ソイル 2 土の加護を宿し、使用者の攻撃に一定時間土属性攻撃を付与する。 20s Lv.3 護廻 2 《金木犀の剣》の武装完全支配術。剣から変じた花弁を自身の周囲に旋らせ、近寄る敵を攻撃するベールを一定時間纏う。 10s Lv.6 レイズ・ホーリー 2 聖なる加護を宿し、使用者の攻撃に一定時間聖属性攻撃を付与する。 20s Lv.10 旋花砕厳 3 《金木犀の剣》の武装完全支配術。金木犀の花弁をその身に纏い強力な突進と共に敵を斬り刻む。 12s Lv.13 レイズ・フレア 2 炎の加護を宿し、使用者の攻撃に一定時間火属性攻撃を付与する。 20s Lv.16 シャープネス 2 筋力を活性化し、使用者のSTRを一定時間上昇させる。※効果量は使用者のINTに依存 15s Lv.20 レイズ・アクア 2 水の加護を宿し、使用者の攻撃に一定時間水属性攻撃を付与する。 20s Lv.25 シャープ・フォア 3 筋力を活性化し、味方内アタッカーのSTRを一定時間上昇させる。※効果量は使用者のINTに依存 15s Lv.30 レイズ・エアロ 2 風の加護を宿し、使用者の攻撃に一定時間風属性攻撃を付与する。 20s Lv.40 レイズ・ダーク 2 闇の加護を宿し、使用者の攻撃に一定時間闇属性攻撃を付与する。 20s Lv.50 散花流転 5 《金木犀の剣》の記憶解放術。金木犀の花弁を前方へ旋らせ、あらゆるものをなぎ倒す強力な範囲攻撃。 90s Lv.1/覚醒Lv.1 フォース 2 鍛え上げられた筋力により、保有者のSTRが上昇する。 - Lv.1/覚醒Lv.2 タフネス 2 強靭な肉体により、保有者のVITが上昇する。 - Lv.1/覚醒Lv.3 Mobキラー 1 小物狩りの極意。保有者がMobに与えるダメージが上昇する。※効果量は保有者のINTに依存 - Lv.1/覚醒Lv.4 ボスキラー 5 大物狩りの極意。保有者がボスに与えるダメージが上昇する。※効果量は保有者のINTに依存 - Lv.1/覚醒Lv.5 コメント 以下のコメント欄は情報提供用です。雑談等は雑談・質問へお願いします。 できれば以下の書式でコメントしていただければ幸いです(そのままコピペ編集できるため) 無理な方は普通のコメントで構いません。 |[[スキル]]名|[[スキル]]レベル|効果|クールタイム(秒)|修得レベル| 例:|コンバットヒーリング|1|自然治癒力を高め・・・|-|Lv.3| 名前